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アフター・ザ・レインのaozoraのレビュー・感想・評価

アフター・ザ・レイン(2007年製作の映画)
3.0
アメリカの大学で起きた銃乱射事件を元に制作された映画。

真面目な中国の奨学生リゥ(リウイエ)宇宙研究員で独自で星々の間には、暗黒物質があると論文を書き、周りから一目置かれる存在になっていた。そこに、教授が気にいらなくて、その論理を却下。
「必ず、ノーベル賞をとるよ!それが、夢だ」と、目をキラキラさせていた青年の、転落。

故郷の親に手紙をマメに書き、お金を送るほど、親にとっては、自慢の息子。

中国人の理解や、アメリカに馴染める様に後援者ジョアンナ(メリルストリープ)は、リゥを心配していた。
ジョアンナの家に、慣れぬ手つきで、化粧品の自宅販売に来て、ジョアンナの手、頬にクリームを塗るシーンは、何とも言えない、涙が出そう。
故郷にも帰れない。
大学も卒業出来ない。
追い詰められたリゥ…
アメリカに馴染めず、中国人というちょっと、差別的なものも、感じる。
人殺しは、いけません。って、そんな簡単な言葉ではどうにもならなかった悲しい末路。
映画の中では、自分を否定した教授、ライバル、を撃ち殺し、教授の椅子に座って…。
悲しい映画です。
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