このレビューはネタバレを含みます
⚫︎『ロッキー』シリーズで未見の『2、5、ファイナル』。『ファイナルは良い』との評価は目にするので、それを観る前にやはり『5も観ておかないと』と思い観てみた。
⚫︎『5はシリーズ中、最もダメ』との評価を良く聞くので、あまり期待しないで観た。
⚫︎序盤は、『分かりやす過ぎる悪役の登場』『うかつ者設定過ぎるポーリー』など、ベタ過ぎる展開でシラけてしまった。
⚫︎しかし中盤から終盤までは『意外と良いじゃん。何でそんなにボロクソに言われるんだろ?』って思うまでに盛り返す。失敗して『底辺=元の生活』に落ちてしまう展開が『1への原点回帰』の様に思えて割と良かったんだけど…。
⚫︎ラストの『ストリートファイト』で、全部ダメになった感じ。ストリートファイトで『シメる』のは悪くないと思うんだけど、『その内容がプロレスみたい』だとか、『そこに至る過程』とか、その辺で興醒めした。
⚫︎興行的には、『アメリカ国内、世界、日本、』各市場で、前作『4』の『3分の1程度』に終わっている模様。『4』の『エンタメ全振りハデハデ作品』でロッキーを知った人には当然受けないであろう内容。
⚫︎スタローン自身も『5は失敗だった』と言ったとか。
⚫︎エンドロールで『1〜5の名シーン』が映し出されるので、当初はこの『5』で最後にしたかったモノと思われる。邦題サブタイトルが『最後のドラマ』ってなってるし。
⚫︎悪徳プロモーターが、ほぼ『ドン・キング』。
⚫︎トミー・ガンを演じたトミー・モリソンは、後にリアルにヘビー級チャンピオンに。その後の人生が波瀾万丈…というか、その後の犯罪歴がヒドすぎる。
⚫︎ミッキー絡みの場面でチョイチョイ感動。
⚫︎ロッキーの息子役で、スタローンの実子が出演。
⚫︎そのJr.のガールフレンドが良い娘。
⚫︎エイドリアンは良い奥さんだな、って感じた。