只野太郎

突撃の只野太郎のレビュー・感想・評価

突撃(1957年製作の映画)
4.5
面白かった。塹壕の場面この50年代だとCGもないからセットで表現しているんだけど凄いリアルさ。濠の内部は木材で補強してるんだ~。又濠を出て突撃の場面。地面が凹凸で瘤だらけ。スキー場を思い出しました。水たまりもそこら中にあって上手く走れんやろうな。鉄条網は味方と敵双方で作ってるのか!とか。
この10年前日露戦争があって、有名な旅順攻防戦があったんだけど。この時日本の乃木大将は兵を無駄に死なせたと非難轟々。でもその10年後のこの戦争でも同じように突撃させて無駄に死者を増やしている。
カークダグラスの上官の将軍も初めの頃は部下の命が大事と言いながらも昇格を優先させて無理な命令を承諾させるとか。
味方を砲撃して濠に居ても死ぬから突撃させるとか。
突撃出来ないことで敵前逃亡とみなされ軍法会議に掛けられて銃殺されるとか。勝利したフランス軍も酷い軍隊だった。
只野太郎

只野太郎