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突撃のRYOのレビュー・感想・評価

突撃(1957年製作の映画)
3.0
戦争風刺映画にしては、比喩表現がコミカルで面白かったと思うし、スタンリーキューブリック作品で毎回テーマが被っていて気になったのだけれども、この人が着眼する社会風刺的な部分は、現代でも通づるテーマだから凄い。

突撃のシーンが私は特に好きで、一人の歪んだ正義感を持つ人の後に、続く人達がバッタンバッタン死んでいく様は、まるで戦争の無意味さを最大限に表しているようで、とても感情深いシーンだ!

やはり、社会や組織の中でも人は感情を持つ生き物だと思うし、世の中に対して訴えがあることはとても必要だと思う。

もし私が戦争をするという組織に配属をしたならば、ゴールは死でしかないと思うし、将来がやって来ない。現代においても転職とは、そういうことではないだろうか? 理不尽な上からの指示で未来が亡くなるならば、逃げるが勝ちではないだろうか?私はこの映画を見てそう重ね見ていました。
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