100年もの時を土の中で棺の中に眠り続けていた子供のキョンシー。
ある時道士がキョンシーを成仏させる為に棺を土から掘り起こたが、何者かに遺体を盗まれた。
しかしキョンシーは棺から飛び出し、ある家のクローゼットに隠れた。
そこである少年との出会いが始まった。
現世に甦った王朝時代の子どもキョンシーと、大人たちの手から彼を守ろうとする現代の少年少女たちとの交流を描いた台湾製のファンタジー・ホラー。
『幽幻道士』シリーズ同様台湾で作られた作品ですが、やはり異色作と言わざるを得ない1本です。
この映画は現代が舞台で、ベビーキョンシーと子供たちの交流をメインに展開していることからも、おそらく『霊幻道士2』や『幽幻道士』のヒットにより製作されたのであろう。
登場するベビーキョンシーも、なんとなく『霊幻道士2』のベビーキョンシーに似てるし。
だが珍しいことに、大人のキョンシーがまったく登場しない。
またベビーキョンシーも、当初は人間の血を吸おうとして徘徊し、子供達に襲いかかる存在だった。
しかし友達となり仲良くなり、大人達からベビーキョンシーを守ろうとする子供達の姿に感動させられる。
ラストはなかなかに涙を誘うエンディングでした。
ちなみにテレビ放映時は、何故か全く関係ないのに、OPで『幽幻道士』のテンテンが作品紹介を行ったらしいです。