浅野公喜

ビバリーヒルズ・ニンジャの浅野公喜のレビュー・感想・評価

ビバリーヒルズ・ニンジャ(1997年製作の映画)
3.6
コメディアンのクリス・ファーレイ演じる日本で育った落ちこぼれ忍者が巨大な悪に立ち向かうコメディ。同じクリス繋がりでクリス・ロックも出演。クリス・ファーレイは今作が製作された97年に薬物多量摂取で亡くなっているのがギャップも相俟って悲しいです。

忍者なのに「カンフー・ファイティング」(Byカール・ダグラス)が流れるデタラメっぷりが最高で、ロビン・ショウ演じる兄貴分が頻繁に酷い目に遭ったり毎回ホテルに入る度草履を脱ぐも清掃員に回収されたり瞑想する度強制的に空に吹っ飛ばされ上空で師匠に会い話し終えるとまた強制的に元に戻される所辺りが笑い所。ヘンテコ日本要素は意外と控えめだったせいかお笑い要素は弱い印象でしたが格闘シーンではクリスは側転に回し蹴り、合成ぽいですが(笑)ヴァン・ダムのような開脚等その体型からは想像つかない程に柔軟な動きを披露し圧巻。ヒロインのニコレット・シェリダンのスタイルの良さも目を惹きました。

挿入歌ではウォーの「Low Rider」やバルティモラ「Tarzan Boy」が印象的でしたがなんといっても我らが日本のウルフルズ「Tsugihagi Boogie Woogie」が鉄板焼き屋のシーンで流れて驚き。
浅野公喜

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