七瀬

恋のQピッドの七瀬のレビュー・感想・評価

恋のQピッド(2001年製作の映画)
3.0
原作の漫画(『老夫人』)は知らないんだけど、ちょっと調べたらサザエさんみたいな雰囲気でなるほどね〜〜と思うなど。(あの時代の漫画の雰囲気って意味)

以下あらすじ。
美人高校教師のマンディは、出勤すれば男子生徒に囲まれ、職員室に行けばラブレターを片付ける作業から始まるほどのモテっぷり。
そんなマンディは、若手警察官のフレッドと恋仲だ。2人は合鍵を渡すほど愛し合っているが、議員の娘であるマンディは母親にフレッドとの結婚を許して貰えない。
そんな折、交通事故にあった2人は同時に記憶喪失になってしまう。
マンディは親の決めた相手と婚約させられ、フレッドは黒社会の組織に入ることになってしまうのだが……?

……という、王道だが固いラブコメストーリーを『老夫人』のキャラクターがメインになって引っ張っていくのである。

パッケージを見ると解るが、おそらく漫画のキャラクターは皆CGイラストで出演している。
原作の設定を1ミリも知らないので、キャラクターたちがどういう存在なのかはよくわからない(そもそも人間なのか?)し、人間だとしたらどうしてわざわざCG使ったのかもわからないんだけど、
その辺の違和感に突っ込んでいたら楽しめないので早々に考えることをやめるのが吉。

正直内容についていけるかな……?と心配ではあったけど、展開がしっかりしてるし、そしてなによりカーアクションなんかもあるしで、最初から最後までだれることなく楽しめました。

ただ、なんというか……普通のラブコメと一昔前のギャグ漫画のノリを同時進行で行っているので世界観が独特ではある。
なんでも受け入れ体制で見れる人向けかも。

あと、「あ……これ、いろんな香港映画のオマージュ入れてきてるな……」ってのが随所に散りばめられてて面白かった。

冒頭と最後に作者が出演してたんだけど、優しそうなおじいちゃんでほっこり☺️
七瀬

七瀬