サッカー

青年フレッドと女教師チョンの恋を手助けすることになった仙人Qのドタバタ奮闘劇

くだらない

アニメーション
なんでもありです

笑える
ロマンスはまあまあ

キャストは良かったです

香港の人気漫画「老夫子」の映画化である本作
漫画のキャラはCGという珍しい形での実写化？となっている


僕は原作漫画を読んだことないんだけど、中々面白かった
原作者が出てきたりと漫画を読んでたらもっと面白い部分もあるとは思うんだけど、それを差し引いてもドタバタコメディとして良かったと思う
ただストーリーも笑いもかなりベタベタな作品なので、普段香港映画を見ない人……というか見ている人でも合う合わないは凄いありそうだなとは思った
まずストーリーの本筋が記憶喪失になったカップルがドタバタ騒動を経て記憶を取り戻すという何回も擦られてきたものだし笑
因みにカップルを演じるのは謝霆鋒とセシリアチャンで、何年後かに結婚することとなる(結局離婚しちゃったけど


VFXは今見ると結構キツさはある
リアルなものとは違って、デフォルメされた漫画のキャラクターなのでどうしても上手くマッチしていない部分があることは否めない
しかし徐克が絡んでいることもあり、この組み合わせだからこそ出来るアクションシーンなどは興味深かった


なんだかんだで無難に仕上がっていた一本
因みに監督はハーマンヤオ
職人だ…

原作の漫画(『老夫人』)は知らないんだけど、ちょっと調べたらサザエさんみたいな雰囲気でなるほどね〜〜と思うなど。(あの時代の漫画の雰囲気って意味)

以下あらすじ。
美人高校教師のマンディは、出勤すれば男子生徒に囲まれ、職員室に行けばラブレターを片付ける作業から始まるほどのモテっぷり。
そんなマンディは、若手警察官のフレッドと恋仲だ。2人は合鍵を渡すほど愛し合っているが、議員の娘であるマンディは母親にフレッドとの結婚を許して貰えない。
そんな折、交通事故にあった2人は同時に記憶喪失になってしまう。
マンディは親の決めた相手と婚約させられ、フレッドは黒社会の組織に入ることになってしまうのだが……？

……という、王道だが固いラブコメストーリーを『老夫人』のキャラクターがメインになって引っ張っていくのである。

パッケージを見ると解るが、おそらく漫画のキャラクターは皆CGイラストで出演している。
原作の設定を1ミリも知らないので、キャラクターたちがどういう存在なのかはよくわからない(そもそも人間なのか？)し、人間だとしたらどうしてわざわざCG使ったのかもわからないんだけど、
その辺の違和感に突っ込んでいたら楽しめないので早々に考えることをやめるのが吉。

正直内容についていけるかな……？と心配ではあったけど、展開がしっかりしてるし、そしてなによりカーアクションなんかもあるしで、最初から最後までだれることなく楽しめました。

ただ、なんというか……普通のラブコメと一昔前のギャグ漫画のノリを同時進行で行っているので世界観が独特ではある。
なんでも受け入れ体制で見れる人向けかも。

あと、「あ……これ、いろんな香港映画のオマージュ入れてきてるな……」ってのが随所に散りばめられてて面白かった。

冒頭と最後に作者が出演してたんだけど、優しそうなおじいちゃんでほっこり☺️