復活のよにだ

亜人 第3部「衝戟」の復活のよにだのレビュー・感想・評価

亜人 第3部「衝戟」(2016年製作の映画)
3.0
漫画原作のセルルックCGアニメ劇場作品。
3部作の3作目。


劇場で使用されたものと共通の素材を使ってテレビアニメも制作し、先に劇場版が公開されるという変わった手段で制作されている。

テレビアニメ版の方がより詳しく原作に沿っていて映画だけでもストーリーに問題はないが、最終の3作目は原作に追い付いてしまったのか、それともここで終わらすためなのかアニメのオリジナル展開が多い。



それが非常に残念。

亜人という作品は「殺し合いバトルなのに相手が死なない」という矛盾で無駄な展開をメインにしてるのに、非常におもしろい。

その理由は亜人だからこその「戦い方」が我々の意表を突いたり、他のバトルものでは負けてしまう方法が必勝法になるという奇抜なおもしろさが突出しているからだと思う。

なので圭と佐藤の闘いがメインになる今作は原作の中でもかなりおもしろいストーリーなのだが、映画として派手なアクションを見せたいのもわかるが、魅力を損なう改変をしてしまったのが残念でならない。

亜人だからこその、身震いする闘い方を見たいんだよこっちは。
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