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狼の街のTigのレビュー・感想・評価

狼の街(2006年製作の映画)
4.1
期待をしていなかった分、面白くてビックリ。ゴッドファーザー以降の佳作〜名作と謳われるギャング、マフィア作品は見尽くした感があって、最近は香港やフランスのノワール中心に観ていたのですがまだまだ全然甘かったです。ブラッド・レンフロの遺作となったこの作品はいい意味で期待を裏切られました。90年代初頭のフィラデルフィアに、イラク戦争に参加した青年がFBIに利用され舞い戻るところからスタート。勢いに任せて台頭〜最後は自滅のパターンのギャングマフィア映画とは趣きが少し異なります。ジェームズ・マースデン、ジョバンニ・リビシ、レンフロ、パイパー・ペラーボ。物語の核となる人物のキャストも若いけど、それぞれのキャラが魅力的で良かったです。何気にデニス・ホッパーがちょい役ででています…もう少しまともな扱いを受けていい作品だと思います。
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