Toineの感想文

デンティストのToineの感想文のレビュー・感想・評価

デンティスト(1996年製作の映画)
4.0
【歯医者好き歓喜のコメディ映画】
ユズナ✕ゴードン好きならば通らなければいけない道(だと勝手に思っている)なのでVHSを購入し鑑賞いたしました。

オープニングカットの個性的な劇伴から手の動きで表現する影絵。
指や腕で暗黒舞踏みのあるエアー歯科治療を演出するブライアン・ユズナ監督の発想力は私達の期待を裏切らない。

白い壁をバックに白衣を着用した歯科医のビジュアルが無菌室を連想させます。
案の定、主役は潔癖症の中年歯医者さんでした。

掴みはOKでございます。

元々キチ○イの素質は持っていたと思われますが妻の浮気を目撃してから妄想幻覚幻聴のフルコースが脳内を駆け巡り、妻と間男だけでなく患者さん達にまでニコラス・ケイジの如くキレ散らかす歯医者さん。
流石にこれは笑ってしまう🤣

妻のために特別に用意した治療室のシーンでも手の動きで感情を大げさに表現していていちいち情緒不安定で面白かったです。

綺麗に揃った歯並びフェチなのでキャストの歯並びをじっくり映すカットがたくさんあるかな?と期待していたのですが、あまり無くて残念でした。

だかしかし歯医者さんが患者さんの歯間に器具をぶっ刺して出血させたり歯茎に麻酔の注射を打つ場面などは患部をしっかり見せ付けるようにどアップで撮られていたので感動いたしました。

それと歯医者さんが経営する医院の待合室にある子供用の歯の形をした椅子が可愛かったです🦷
あれ欲しい!!

意味不明なオペラ座の怪人オマージュからのお馬鹿なオチも楽しかったです♬
続編の「キラー・デンティスト(1998)」もVHSを購入できたので観るのが待ちきれません。