まっと

シェラ・デ・コブレの幽霊のまっとのレビュー・感想・評価

シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)
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「幽霊を恐れるのはロマンチストと幼稚な人間だけ」「人殺しもよ!」「捕まった人殺しだけ」
なんつうCOOLな会話だよ 韓国のノワール映画かよ

黒沢清大好き人間なので、そこかしこにこれが黒沢清始めJホラーの巨匠たちにインスピレーションを与えた映画かあ……と思いドキドキしました
ドアが開いたときの無防備に晒された気持ち、タオルケットから足がはみ出たときみたいな不安感、がたまらないですね
因果と呪いが綺麗に決着する けど人の業である時点で決着なんてないんだわなあきっと

映像より登場人物が語る幽霊というものへの考え方に色々ハッとした
↑の台詞も、幽霊は気まぐれでいたずらをするには高潔すぎるか邪悪すぎるかのどちらかだみたいな台詞も なんか素で幽霊の浪漫に萌え〜〜〜てなっちゃいましたね
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