ねこ無双

シェラ・デ・コブレの幽霊のねこ無双のレビュー・感想・評価

シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)
3.5
アメリカで過去余りにも恐ろしすぎるという理由でお蔵入りになったといういわくつきの映画。
日本では見ることが出来ない伝説の映画ということで一時期真面目に海外版買ってみようかなと思ったほど。
そんな映画がなぜかアマプラに字幕付きで配信されたのはずいぶん前のこと。
(不思議なものであるってわかったら熱意が薄れやっと鑑賞)

本業-建築家。副業-心霊調査員。
(海辺に豪邸もあって裕福そう。決して金のために副業やってるわけではなさそう)心霊を信じてるというよりは心霊で起きた事象ではないこと証明するお仕事っぽい。

心霊調査の依頼をしてきた資産家の妻。
それは屋敷で起こる心霊現象について。夫の亡き母から死後も電話がかかってきたり幽霊が見えるというもの。
やがて過去に起きていたメキシコのシエラ・デ・コブレ修道院での幽霊騒動との因縁も明らかになってくる。

ホラージャンルではあるけど、ミステリー要素が強めで面白かった。
男とその家の家政婦さんとの事件を考察するやり取りが楽しく、
家政婦さんというよりはゴーストバスターの助手みたい。このコンビで続編あればいいのに。

幽霊が現れるシーンもあるが、やはりその当時は怖かったんだろうなという感じ。どちらかというと心霊現象を感じて気がふれたようになる富豪の奥さんの顔の方がよっぽど怖い。