無用途人間

シェラ・デ・コブレの幽霊の無用途人間のネタバレレビュー・内容・結末

シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

生き埋めにされるのが怖くて、地下納骨堂から息子の部屋に電話線を引かせた母…て、なんかチャーミングだ。
そしてこの話は、1年前に死んだ母から度々電話がかかってきて心霊調査員を雇うところから始まる。
オープニングの波の描写や、黒い瓶から人物に切り替わるカットは確かに面白いけど、個人的に印象に残ったのは初めにヘンリーが電話を取るシーンだった。モノクロならではの陰影が良い。

元々テレビシリーズのパイロット版として作られただけあって、確かにドラマの第1話感。一話完結もののやつだ。
今見ると怖くない。ただ60年代に毎週あのクオリティの幽霊が出てきたら、確実にトラウマものだと思う。
学校の怪談でも怖かったのに。