ハレルヤ

シェラ・デ・コブレの幽霊のハレルヤのレビュー・感想・評価

シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)
3.6
盲目の資産家であるヘンリーは、亡くなったはずの母親から電話がかかってくる怪奇現象に悩まされていた。その妻のヴィヴィアが心霊調査員のネルソンに調査を依頼。一連の出来事の真実を解明しようとするミステリーホラー映画。

本国アメリカでは試写会の時点で恐怖のあまり退席者が続出した事で、劇場公開がお蔵入りになってしまった曰く付きの作品。日本でも一回だけ地上波で放送があっただけという、今までは見ようと思っても見れない幻の映画扱い。

それが今ではアマプラで見れるという本当に便利な時代。1964年という時代性も相まってモノクロの映像がとても作風にマッチしていましたね。

謎の心霊現象と過去に発生した殺人事件。その関連性はあるのか。ミステリー仕立てのストーリーに幽霊が絡んでくるホラー要素もふんだんに散りばめた内容。今でこそ見てみるとかなりチープで内容自体もそこまでの意外性はありません。

しかし当時からするとかなりの恐怖で展開も斬新だったかと思われます。特に終盤でしたが、何となくヒッチコックの「サイコ」を思い出しました。と思ったら監督のジョセフ・ステファノは「サイコ」の脚本を務めた方だったとか。納得しました。
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