1922年当時フロリダ州、物語は大晦日から始まり進歩的だったはずの町で起こった実話を基にしたイカれた白人どもの凶行と黒人大量虐殺。理由こじつけて黒人殺し回りたいだけ、なんて理不尽で不条理極まりない世の中/時代。完全に常軌を逸した暴力に腹立ちすぎるけど、それも当時は残念ながら普通のこととして罷り通っていたのが恐ろしいし、決して許されることではない。すぐに"殺せ！首を吊れ！"となる思考、人種差別/白人至上主義と集団心理の怖さ。戦争だ！
発端はとある女性。都合よく刑務所から脱走した黒人の噂もあったことから、不倫がバレないように黒人から暴力を振るわれたと嘘をついて、レイプは否定するものの噂はレイプとなって広がって、隣町サムナーからも白人男たちが来ては"魔女狩り"。主演はジョン・ヴォイトとヴィング・レイムス。共演は音楽教師ドン・チードル、保安官マイケル・ルーカー。そして年長者サラ。黒人というだけで罪なのさ。大丈夫、いつもと変わりない。
母さんが追い返した
父さんは人間じゃない！
勝手に関連作『ミシシッピー・バーニング』『國民の創生』
