Jimmy

金髪乱れてのJimmyのレビュー・感想・評価

金髪乱れて(1932年製作の映画)
4.0
「ウォルシュを観て死ね!」というラウォール・ウォルシュ特集上映をしているシネマヴェーラ渋谷で観た本作『金髪乱れて』は、なかなか極上のコメディ映画だった。
(※)自分は会社帰りに行った夜の回、けっこう混んでて「さすが!」の感🙌

この映画、波止場付近の日本でいう下町っぽい雰囲気あり。
冒頭、警官のスペンサー・トレイシーが映って始まるが、目の前を通る荷車からバナナを勝手に取って食べたり、禁酒法時代なのにベロンベロンの酔っ払いとやりとりしたり……と自由気ままな姿が楽しい。
そして、カウンタースナックらしき店で働いているジョーン・ベネットに向かって、警官スペンサー・トレイシーは「赤毛の女」と言うが、ジョーン・ベネットは「金髪よ!」と言い返したりする。そのうちに二人がお互い好きになっていくラブロマンス・コメディとなっていくのだが、二人が会話をする場面で「実際に口に出して言ったこと」と「本当は……と心の中で思っている心の声」の応酬がたまらなく楽しい😄w

そんな二人のラブコメディに、脱獄囚とジョーン・ベネットの姉のエピソードなどを絡ませながら、なかなかのコメディが見られる。
ところどころで「滑ったコメディ場面」も見られるが、それはそれで楽しい🤣笑

また、個人的にはジョーン・ベネットのスタイルが好きで、スラリとした姿とキュートな感じがナイス!💕

この映画、1001本映画にも選出されたにも拘らず、なかなか観る機会が無かった作品。
ようやく観ることができたラウォール・ウォルシュの佳作✨
Jimmy

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