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パリのスキャンダルのout1のレビュー・感想・評価

パリのスキャンダル(1946年製作の映画)
4.0
ジョージ・サンダースは影のある存在なので、やっぱり本作にとってはミスキャスト。

ジョエル・マクリーとかゲーリー・クーパーとかの底抜けの楽天家風情がないと、過去の犯罪の重みとロマンティックコメディの軽やかさの釣り合いが取れない。

嫉妬する元警視総監などの部分はスリラーとして一級品だし、猿を使ったコメディも粋なんだよなあ。ラストの猿の使い方なんか、最高。

あと、妹は素晴らしいけど、ヒロインも地味な所が弱い。

しかし、それでもトータルではとても楽しめた。サークは最高!
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