松長もんど

怒りのガンマン/銀山の大虐殺の松長もんどのレビュー・感想・評価

4.3
こりゃあ面白い!傑作!

本作の監督ジャンカルロ・サンティは、巨匠セルジオ・レオーネの下で助監督を務めており、レオーネからの信頼も厚く、本来『夕陽のギャングたち (1971)』の監督にサンティを指名していた程だ。

まぁそんな経緯もあり、期待を胸に鑑賞。流石レオーネが認めるだけあって、冒頭から画が抜群にカッコ良く、ものの数分で最高の作品だと確信した。当たり前だが、”面白い作品=画が良い”と言う事を改めて実感した次第である。
そしてその画と共に流れる音楽はモリコーネ!、、と言いたい所だが、そこはそうではない。しかしながらモリコーネの音楽と非常に良く似ている(笑)

またストーリーにしてもレオーネのような叙事詩的な物語では無いものの、綿密に作られている。調べてみると脚本は『怒りの荒野 (1967)』『ミスター・ノーボディ (1973)』を手掛けたエルネスト・ガスタルディとのこと。

そりゃ面白くないわけがない!
お薦めの一本。