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怒りのガンマン/銀山の大虐殺のodyssのレビュー・感想・評価

2.5
【なかなか進まない】

BS録画にて。原題は"Il Grande Duello"(大いなる決闘)。
1972年のマカロニウェスタンで、リー・ヴァン・クリーフが出演しています。彼の役どころは初老の元保安官クレイトン。

クレイトンは、殺人犯として死刑を宣告された青年フィリップ(ピーター・オブライエン、別名アルベルト・デンティーチェ)を救うために活動していますが、どうも筋書進行がゆっくりしていて、まあクリーフは風格があるから何とか持ってはいるものの、真犯人も何となく見当がつくし、この筋書で行くなら何か副筋を盛り込まないと・・・という気がします。
最後の決闘シーンは悪くない。

あと、邦題では「銀山」となっているけど、作中では金鉱なんですよね。とほほ。副筋を入れるなら、ここんところをもう少し展開したほうがよかった。

フィリップと結ばれることになる若い女優の魅力もイマイチだし。
悪役のサクソン三兄弟も、もう少し工夫の余地がありそう。
乗合馬車の乗客たちも、面白くなりそうでならない。
ちょっと面白いのはむしろ御者役の初老の男かな。
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