遠い喇叭のはんそく負けのレビュー・感想・評価

新米教官の主人公が、合間に恋を嗜みつつダメダメ軍隊を特訓して立て直す…って『ハートブレイク・リッジ』じゃん！とテンション上がるのも束の間、それはほぼワンエピソードとして処理される（勝手に期待した方が100%悪い）。というよりやることなすことあまりうまくいかず、常に暗雲の立ち込める展開が続く。仲間の殺され方もエグくてラスト以外スッキリとしない映画だが、そういう点からもジャンルに対する内省的な側面が窺えるように思える。