菩薩

遠い喇叭の菩薩のレビュー・感想・評価

遠い喇叭(1963年製作の映画)
4.2
エッチ過ぎる。雨から逃れる為に入った洞窟の中で初対面からどう考えても怪しかった上官の嫁とワンナイトラブかます主人公、ヤッてることベルセルクの9巻やんけ。しかもこの主人公には「将軍の姪」たる最強の逆玉の輿許嫁がいる、でも上官の嫁は無事未亡人に…っていいとこで一旦退場しちゃうのが残念過ぎる。終盤は完全に例の将軍にお株を奪われる形に、いちいち偉人達の名言集みたいのから引用してくるとこがクソうざいが、流石に指揮能力は高い。本来の主人公たる少尉がたるみきった砦の兵士達の根性叩きなおす訓練シーンも良いが、なんせピークは先住民との合戦シーン、しかもウッマじゃなくてちゃんと騎乗してる人がやられてく感じが観ていて安心できる。砦の外で狼藉を働く媚び売り野郎の幌馬車を大砲で破壊、アパッチの「生き埋めにして脳を蟻に食わせる」殺し方の再現、脱走兵にクソ野郎の焼印を押す、ただの差別主義者の上官をぶん殴る主人公、等々いちいち上がるシーン多数。ただの白人本位で終わらせない落とし所も良い、傑作。
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