邦題は(遠い喇叭 ラッパ)と読むようです…
ならず者vsアウトロー、保安官vs逃亡犯罪者、アメリカ騎兵隊vs先住民の各族…
ほぼ、上記の争いを軸に描かれる西部劇や、マカロニ・ウエスタンだが、恋愛ロマンスがゼロと言う訳じゃない、但し、それはそれでズームされ描かれるのが常だが、本作は俗に言う"流れ"とは言え不倫→三角関係→騎兵隊vs先住民との戦い、この辺りの要素が混ぜ混ぜで描かれるので、舞台は西部ではあるが、何かドロドロのメロドラマを見せられてるような錯覚に一瞬でも陥ってしまう
まぁ、ヒロインがヒッチコックの「鳥」にも教師役で出てた黒髪でエキゾチックな顔立ちがエリザベス・テイラーを思わすスザンヌ・プレシェット
方や婚約者は絵に描いたような金髪美人ダイアン・マクベイン
こんな美女たちが戦地に居たら仕事にならんぞ💦
こういうゴチャゴチャ詰め込んだ西部劇は中途半端に終わるのが常😅
そもそも、この先住民問題は、アメリカ大陸に先に住み着いていたインディアンの各部族を、後から来た移民が自分らの都合でアリゾナの居留地に押し込めたり、フロリダにやったりという何とも理不尽な話…
黒人差別問題と共にアメリカ合衆国の、根強い汚点だ
勝利者はいくらでも歴史を正当に書き換えられるが、無数に描かれる物語が白人を中心とする先住民への迫害の設定・描写ばかりなのは、紛れもない事実…
さて、これをアメリカ国民は騎兵隊カッコいい!白人万歳と歓喜を挙げているのか?それとも、先住民との共存を選ばなかった過去の過ちを悔いているのか?
トランプに率いられる、最近の自国ファーストに傾倒するアメリカには、かくも消えない意識があるように見える…。