Keiko

猟奇的な彼女 in NYのKeikoのネタバレレビュー・内容・結末

猟奇的な彼女 in NY(2008年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

『猟奇的な彼女』のハリウッドリメイク版。原作には名前が登場しない「彼女」にも、ジョーダンという名前がついている。

気になったのは、登場人物の行動や言動に対して、逐一説明台詞が付加されること。だから全体的にかなりわかりやすいんだけど、それって脚本としてどうなの?
冒頭で“いかにも物語の鍵を握る設定ですよ”と言わんばかりに、主人公チャーリーのいとこが死んだことを取り上げるのもイマイチ。死んだいとこの話はその後も何度か出てくる。
オリジナルを見ていて結末を知っているから余計にそう感じるのかもしれないけど、これだと伏線というよりもフラグを立てている感じだ。

ただ、説明過多がプラスに働いている点もある。
ジョーダンがチャーリーを海に突き落とし、そのあと助けたのは、婚約者が海で死んだから、チャーリーを助けることで死んだ恋人を助けたと思い込みたかったというもの。
オリジナルを見た時に、彼女がキョヌを海に突き落とすシーンが理不尽すぎてかなりモヤモヤしたから、この理由付けはよかった。なんならむしろ泣いてしまった。
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