映画武士道

猟奇的な彼女 in NYの映画武士道のレビュー・感想・評価

猟奇的な彼女 in NY(2008年製作の映画)
4.1
日頃はあまり恋愛映画を嗜まないのですが今夜は七夕ということで特別に恋愛映画を鑑賞。
私は本家韓国版を見てないのですが、今夜は七夕ということもあってかなり甘めの高得点です!
とりあえず思ったのは、ハイスペックなエクセントリック系美人がいきなり押しかけ嫁してくるプロットの強さ。
うる星やつらのラムちゃんや涼宮はるひ、這いよれ! ニャル子さんなど(漫画の例ばっかですいません)
一見地味でぱっとしない男がある日いきなり美人に言い寄られてしまう。それがすごいエキセントリック系の美人。というのは伝統的と言ってもいいほど使い古されたプロットですがやっぱり強い!(とは言っても最近はこの手のプロットは減って来たかな?)
こういうのを見ると自分にもある日突然素敵な恋が降ってくるんじゃないかな?って妄想してワクワクしちゃいました。
プロット的にはエキセントリックな美人がある日、何の前触れもなく押しかけ嫁してきて特に捻りもなく終盤まで行く感じですが。まあ王道ですね。
印象的だったシーンは電車の駅のアナウンスを使った告白(アメリカっぽいな~って思いました。アメリカ人はほほえましい感じでしたが日本でやったら炎上ですね)。
そして終盤に出てくる約束の木でスケッチしてるおじいさん。
そのおじいさんがすごく印象的なキャラクターですごく気に入りました。
高齢な人なんですがすごくお茶目でヒロインの女の子に見とれてしまう。
そして「見とれちまってすまんすまん、歳を取ると遠慮がなくなってな」と洒落た感じで言える。かっこいい。あんな歳のとり方したいです。
そして出てきた名言「運命ってのはな。好きな相手にかける橋なんだ」。
思わずあまーーーーーい!って叫びたくなりました。

あと題名の猟奇的な彼女というからにはもっとやばいのを想像していましたが、意外と大人しめでした。日本のアニメでヤンデレでもっとやばいのがたくさんあるから正直肩すかしを感じました。撲殺天使ドクロちゃんクラスのやばいのを予想していましたから。
まあやばすぎないのが逆に言えばマイルド。素直に甘い気持ちになれるのがいいかもしれません。

ひたすら心が甘くなる映画。七夕の夜にはこんな映画も悪くないかな!
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