ベビーパウダー山崎

タフガイは踊らないのベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

タフガイは踊らない(1987年製作の映画)
4.0
すっかり忘れていたけど禿げオヤジが出てきて再見だと気が付いた。人物(セリフ)の呆れるほどの軽薄さセックスと暴力、最高のイザベラ・ロッセリーニ。悪夢のなかの現実のような、映画がぐんにゃりと捻じれている。デヴィット・リンチの匂いは確かにする。タランティーノが『トゥルー・ロマンス』のシナリオを書き上げた際に見た映画らしいが、なんとなくそれもわかる。死ぬまでに一度は見ておいた方が良いアメリカ映画だと思う。