ニコラス・レイの未公開作ですね。
かつてテレビでは放映されました。
本当はスコープなんですね、色彩は予告編と同じくらいです。
途中はなかなかいい色彩の版です。
https://www.youtube.com/watch?v=huCAO7xhfEk
製作はバッド・シュルバーグです。
エリア・カザンと同じく赤狩りで証言した一人ですね。
脚本家としてカザンの「波止場」でオスカーを受賞してます
現場ではニコラス・レイともめたようですが
結局奇妙な映画になりました。もっとカルト化してもいいんですが自然保護をテーマに沼地を遡り監視官と野鳥の奇妙な密猟団との戦いを描くもう一つの〝地獄の黙示録〟ですね。川を遡ります。
ニューヨークから来た高校教師が自然保護団体に雇われます。
そして出逢うのがバール・アイヴスの〝コットン・マウス〟ですね。沼の奥の無法地帯に犯罪者を部下にするボスですね。
その部下の中にピーター・フォークもいますがまだ無名です。
バール・アイヴスはバンジョー奏者としても有名ですよ。
**************************
「エヴァグレイズを渡る風」
Wind Across the Everglades
1958/U.S.A./93min
監督:ニコラス・レイ
脚本・製作:バッド・シュルバーグ
撮影:ジョセフ・ブラン
音楽:ポール・ソーテル
出演:バール・アイヴス
クリストファー・プラマー
ジプシー・ローズ・リー
●女性の羽飾りが流行する20世紀初頭、フロリダ州の湿地帯では鳥類の密猟が横行。生物学の教師だったウォルトは、民間の自然保護団体の監視官となり、密猟のボス〝沼マムシとの対決するために湿地帯の奥へ…。
