モスマンは実在する

ザ・ビジターのモスマンは実在するのレビュー・感想・評価

ザ・ビジター(1979年製作の映画)
3.0
キリスト教的な「最後は善が勝つのはもちろんなので、ギリギリまで悪の活躍を許す善の神」みたいな展開(あるいは本当に緩いノリで進む話)。
 緊迫感溢れる手術シーンと少女のエアロビのカットバックは訳分からなくて笑えた。エアロビには独特の時代の味わいがあって良かった。先端恐怖症に訴えてくる残酷描写などもおなじみのイタリア映画感。ビル屋上で白い光の点が舞うのを見る場面は謎の高揚感もあった。エンディングで綺麗に撮影された夕陽が出てきたので、不覚にも名作に思えてしまった。本作、とにかく映像やレールでの撮影などが綺麗。