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続・少林寺三十六房のdiesixxのレビュー・感想・評価

続・少林寺三十六房(1980年製作の映画)
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続編だけど、前作の主人公サンダは別の人が演じていて、貫禄がつき、リュー・チャーフィはサンダに弟子入りする新しい主人公チェンチェを演じる。シリアスな雰囲気は鳴りをひそめ、染め物工房の労働者を弾圧する満州民族との賃上げ交渉のためにカンフーを学ぶ展開。
チェンチェが当初、伝説の少林拳マスターのサンダのふりをして、雇い主を騙しかけるが、結局露見して少林寺へ。カンフーは教えてもらえず、寺の足場を組まされ、その作業を通じて知らぬうちにカンフーを習得している。チェンチェが下山してもクンフーを習得していることに自分で気づいていないなど、発想自体は面白いが、なぜチェンチェだけにそんな回りくどい教え方をするのか、これでは三十六房の存在否定になるのでは…といろいろ気になる。アクションは前作より、舞台や道具に仕掛けがあり、面白い。コメディ寄りなので、前作ほど長くも感じなかった。とはいえ、チェンチェの仲間の出っ歯はやりすぎ。
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