山椒大夫に投稿された感想・評価(★2.1 - 3.0)

「山椒大夫」に投稿された感想・評価

TP

TPの感想・評価

2.7

★1989年に続き2回目の鑑賞★

 中世の民衆芸能を原話として森鴎外が執筆した原作を映画化。そのような出典であるがため、正直、ストーリーは凄くおおざっぱで単純でご都合主義的なところも多い。
 また…

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映画を観始めてから、安寿と厨子王のお話しか…と気付く。
まあしっかり内容を覚えてなかったからいいんだけど…

そもそもこの小説タイトルはなぜ「山椒大夫」なんだろうね?

溝口健二の最高傑作と言われて…

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kmoan

kmoanの感想・評価

3.0
入水シーンが美しい
昔の邦画あるあるかもしれないが、少し会話が聞き取りにくい

中盤からやや駆け足な展開なれど溝口+宮川一夫の時代物の美しい情緒感は健在。
能にも通じるような幽玄とも言うべき映像美である。

内容では特に安寿と厨子王の幼少時代はよく雰囲気があるのだが成年した厨子…

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濁った世で善意を貫けば身を落とすだけでなく妻子を地獄へ堕とすが懐に抱かせた観音像が窮地を救う

森鴎外の原作とイメージちょっと違うけど面白かった。
原作では姉弟だけど、この映画では兄妹だったり、なんか色々ちょっと違かった。

安寿と厨子王の家は、福島市の伏拝にあったとされていて、
平安時代はこ…

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necoko19

necoko19の感想・評価

3.0
ゴダールが影響を受けたという溝口監督の映画、初めて観た。親子が離れ離れになるシーン、安寿の入水するシーン、ラストの海辺のシーン、美しくて、胸が痛い。人権とは!

息子は流謫の果てに、往年の気品を喪い見窄らしい格好をした年老いた母と再会を果たす。田中絹代と花柳喜章は湖のほとりで抱きあって、すでに鬼籍に入ってしまった父と妹のことを思い悲嘆に暮れる。満員の場内のあ…

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tmy

tmyの感想・評価

2.4
小学生の時に読んだきりだったので、山椒魚と内容を取り違えていた。
学芸会ノリだった。
親父と同じ過ちをするとは。一本気ではなく知恵を働かせないと…
Taul

Taulの感想・評価

3.0

『山椒大夫』(1954)溝口お得意の悪意たっぷりの物語。宮川一夫のカメラはやはり素晴らしいのだが、どうも語り口が勿体ぶってるのと芝居も大仰に感じた。ホラー芸術という面での完成度は凄いと思うが。

2…

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