まめだいふく

ワイルド ガンのまめだいふくのレビュー・感想・評価

ワイルド ガン(2000年製作の映画)
3.0
 完全自己満足でお送りする不定期企画『レビュー0件映画を鑑賞してみた』
 これはFilmarks内で未だレビュー投稿のない作品をあえて鑑賞し、レビューを書いてみようじゃないかという、無謀かつ誰得な企画です。

 とりあえずのルールとして、Markされていても、レビュー欄が空欄だったり、あったとしても「記録」や「過去鑑賞」のような、レビューとは言い難い内容の書き込みもレビュー無しとみなします。

 さて、今回鑑賞した作品は……
 『ワイルド ガン』 DVD(レンタル落ち)で鑑賞。
 2000年 アメリカ 西部劇   先客22名様

 驚いたことに20名以上の方がMarkされているにもかかわらず、レビューが一切無いという本作。実際に鑑賞してみて、何となくその理由が分かったような気がする。
 この作品、とにかく何も感じない。観終わってからの余韻もない。何も印象に残らない。無味無臭。なので感想の書きようがないのである。

 とにかくストーリーがよく分からない。何が言いたいのかさっぱり伝わってこない。
 本当にザックリと内容を説明すると、悪者を懲らしめる映画(笑)。でまあ、主人公と悪者一家との間に昔色々あって……みたいなことなんだけど、その設定が悪い意味で適当なので、観てるこっちがあれこれ察しなければならない。
 登場人物も結構多く、誰が誰だか区別がつきづらい。重要そうでそうでもない人物も結構いる。中でもビリー・ボブ・ソーントン演じる、中途半端に女装したみたいな金髪ロングヘアーという奇妙ないでたちの男なんて、いかにも何かありそうで何もないという有様。出番も数分のみ。ビリーじゃなくても良かっただろ。
 ピーター・フォンダとブリジット・フォンダの親子共演には注目したいところだが、二人は親子役じゃないし、絡みも皆無。実にもったいない。

 本作はドワイト・ヨーカムが監督、主演、脚本、音楽と4役も兼ねている渾身の作品なのだが、如何せん力不足だったのではないだろうか。やりたいことはわからないでもないけど、それを上手くまとめられていなかったような気がする。
 もしかして第二のクリント・イーストウッドを目指したのかな? そういえば最近『クライ・マッチョ』で共演してたな。関係ないけど。

 あ、そうだ、何も印象に残らないって書いたけど、唯一、ブリジット・フォンダが綺麗だったなとは思ったわ、そういえば。
まめだいふく

まめだいふく