山椒大夫の作品情報・感想・評価

『山椒大夫』に投稿された感想・評価

neroli

neroliの感想・評価

4.3

溝口健二監督が、「安寿と厨子王丸」の童話でも知られる説経節の演目を基にした森鴎外の小説を映画化🎬
 
ジャン=リュック・ゴダール監督の『気狂ピエロ』のラストの海のシーンは、この映画のオマージュだと知…

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百姓を救うために上司に盾突き左遷された高い身分の家族が旅の途中で人買い連中に捕まり、親子がバラバラに売られ地獄のような生活を送るという非常に残酷な話。 己の信条に基づいて山椒大夫から奴隷達を解放した…

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[過酷な運命の末の再会]

  田中絹代の玉木が子供達を連れて、実家への旅に出るが、これでもかと言わんばかりの過酷な運命が待ち受ける。

 しかし、その宿命と時間を経て何とか親子が再び巡り会お…

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私は森鷗外さんの小説が先ですので、安寿さんが妹であることに違和感がありました。私に姉がいるので厨子王さんに自分を投影してましたが、今回はそういきません。それで、今回は寄進地系荘園の恐ろしさを知りまし…

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ひろ

ひろの感想・評価

3.9

明治・大正の文豪・森鴎外による小説を、溝口健二監督が映画化した1954年の日本映画

第15回ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した

森鴎外の代表作を日本映画三大巨匠のひとりと言われる溝口…

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shun

shunの感想・評価

4.0

正義を貫いた故に追放された父。人買いに捕まり母ともはぐれた姉弟は、山椒大夫という暴君のもとで働く奴隷となる。姉は命懸けで弟を逃し死んでしまう。助けを求めるが誰も山椒大夫に歯向かえずもうダメかと思った…

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このレビューはネタバレを含みます

 色ないのもめっちゃいい!綺麗だった 哀しさが際立つ

・お父さん、めっちゃ先進的なこと言うててすごい かっこいいー 「大変なのは百姓とておなじです」 自分で父の形見だといって渡すのすごいなー 
・…

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JHAT

JHATの感想・評価

-

風景のショットがカラーに負けないほど強度を持っている。良い映画なんだけど建築物の硬さのなさとか地理的な要因で超えられない一線があるように感じてしまう。とはいえ(歴史物なら、という条件付きではあるが)…

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