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関東テキヤ一家のbluetokyoのレビュー・感想・評価

関東テキヤ一家(1969年製作の映画)
3.2
他の任侠映画と変わらないが、強いてあげれば、ストリップ劇場シーンと草創期の女子プロレスシーンがあることだ。かつての任侠映画なら、ストリップ劇場が出てきても、看板だけだ。女子プロレスシーンは面白かった。いつものように悪役のやくざが嫌がらせにやってくるが、女子プロレスラーによって、こてんこてんにやっつけられてしまう。いいアイデアである。

簡単にあらすじ。といっても、スターシステムみたいになっているので、俳優さんが出てきた段階で、もうわかってしまう。あらすじを書いても、意味はないのだけど、便宜のために。
主人公の国分勝は、テキヤの菊水組に所属している。やくざの源田組がちょっかいをだしてくる。
やばくなってきたが、源田組の幹部の時枝が国分と知り合いで、お、なんだ、おまえか、みたいな感じで、その場は収まる。
国分は、引地、佐貫を連れて地方回り。

群馬、福島。上州三軒茶屋組に身を寄せる。女組長、明石操。地元やくざの矢倉組がちょっかいを出してくる。女子プロレスの団体の興行ができなくなったので、上州三軒茶屋組が引き受けることになった。矢倉組に挨拶に行くと、源田組と兄弟盃を交わしていた。
矢倉組長は、なんだてめえは、といきり立って、襲い掛かりそうになるが、会津組の大島政次郎が取り成した。

源田組、矢倉組、銭村が組んで、関東の親分衆をまとめようとしたが、菊水組の親分、市井の反対で、お流れとなる。

義理で、源田組の時枝が、市井を殺そうとしたが、逆に殺される。

引地が、殴り込みを掛けるが、逆に殺される。

市井が車移動中に、銃撃されて殺される。

国分、ついに堪忍袋の緒が切れて、殴り込みを掛ける。あとで、明石操、大島政次郎が助太刀をする。
源田、矢倉、銭村を殺す。

以前の任侠映画だと、やくざの内部抗争なのだが、この映画では、テキヤvsやくざ、ということになる。内容はあまり変わらないのだが。
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