ある夜、アリスは何者かに追いかけられ、逃げる途中にタクシーと衝突。
時間を気にするドライバーは気を失った彼女をタクシーに押し込み、走り出してしまう。
彼女が辿りついた場所は、まさに『不思議の国のアリス』の世界。
ただ一つ違ったのは、そこがひねくれものや落ちぶれ者ばかりの裏世界だった…。
マギー・グレイスが現代版アリスに扮した、異色のファンタジー。
タイトルからしてヤバイのは承知で観ました。
このやっちゃった感溢れるタイトルは惹かれる。
リアル世界から車に轢かれ、乗せられて変な薬飲まされトリップして不思議の国に入ってくるって話です。
なんだろ、アリスを意識してるであろうキャラクター達なんですけど、ストーリーは当たり前に別物。
不思議な世界を微々いれつつ、シリアスな要素を含んでいるので、全体的に「何がなんだか」ってな感じでした。
もう少し、ストーリーに深みがあれば面白かったかも。
着眼点はとてもいいんじゃないかと思います。
また、アリスのお話を知ってる人なら誰がチェシャ猫で誰が白ウサギでってのがすぐ解るような演出が上手いですね。
ティム・バートンの『アリス・イン・ワンダーランド』が公開された年からして、便乗パクリ映画かと思われそうですが、そういう映画ではないっぽいですね。
たまたまテーマがカブっただけかなと。
そして気になるのはタイトル。
この映画の主人公はアリスなんですけど、なんでタイトルがマリス??
また邦題がおかしなことになってるのかと思いきや原題も同じ。
なんでーーーーー!?
何が“マリス”なのか?っと小一時間( ´・ω・)y─┛~~~oΟ