クリムゾンキング

11:46のクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

11:46(2006年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

多忙な病院勤務を終えて帰宅しようとした看護師のカレンは終電の地下鉄で変な野郎に絡まれるし「サタンが現界するから人々の魂アタシたちが救ってあげるわ!アタシたちってなんて神様のこと分かってるんでしょ!」という新興宗教の勧誘のおばちゃんを100倍うざくしたような連中に襲われるしマジもう限界。

「狂信者たちが幻覚剤入りのマフィンを配ってる」という前提条件を知り得てからの鑑賞なのでラストや道中のアイツらは「そういうことかーw」と納得。

おんなじような、というか同時期くらいの「0:34」はあんまり面白くないなーとか思って似たようなタイトルで結構長い間スルーしてたけど、冒頭のいきなりの展開やちょっと安っちい映像でこれもしかして、、、とか思ったけどいざ物語が早々に動き出すと迷宮然とした地下鉄や路線内での攻防や籠城線などテンポも良く施設の雰囲気もなかなか良くってとても面白かった。
ゴア描写と呼べるものはないけど適度な流血はあるのでこの手の初心者にはうってつけかも。

それにしても人んとこの教義に文句をつけるつもりはないけど「アタシたちがあなたを救ってあげるわ!きゃーアタシら超親切神の恩寵賜わっちゃうわー!」って勝手に信じてもない教義を他人に押し付けないでほしい。甚だ迷惑な話である。