YasuhitoArai

眠りの館のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

眠りの館(1948年製作の映画)
4.1
ダグラス・サーク監督作品。
メアリー・ピックフォード製作作品。
クローデット・コルベール演じる夫人は、ある夜目が覚めると知らぬ間に夜行列車に乗っていて・・・という話。

途中まで話の展開がまるで読めない。中盤から事のあらましが徐々に分かってくる。中国式の結婚式が出てくる映画は珍しい。ヒロインの感じが後の同監督作品のメロドラと同じような感じ。
悪玉が相手を始末しようとするやり方が他の作品には見られないやり方で独自性を出している。

階段を下から見上げるショットが精神的に不安にさせる。影の使い方等のホラー演出が上手い。終盤のシーンのディティールショットをしながらのカメラのスムーズな動きがすごかった。
フィルムノワールながらコメディ演出が多くてけっこう笑った。
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