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怪談昇り竜のryotaのネタバレレビュー・内容・結末

怪談昇り竜(1970年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

カルト映画って言われるけど、石井輝男作品にしては割と抑えめには感じます。梶さんが綺麗でかっこいいし、絵作りは素敵なのでそれは間違いなし。

でもね、怪談ではないでしょ。任侠映画です。黒猫がなったらってちょっと不気味チックに出てくるけど、どこぞで見た蛇女のへびと一緒で、そんなに重要でもないです。見世物小屋とかラストのかっちょいいシチュエーションとかは、カルト?なのかと思いつつも、基本的には喧嘩を売った買ったのヤクザもので、それ以外のなにものでも無いです。梶さんは素敵だけど殺陣はちょっと見てらんないくらい付け焼き刃だし、どろっとした血糊は悪くないけど、そんなに怖くない。まあ、ライトに楽しむ女性任侠映画ってことで、雰囲気あるし、ザ日本映画だし、それなりに楽しかったですけどね。そう、これ未見でした。

もうちょっと石井輝男の残酷カルトを期待したのですが、やっぱり日活だとそうもいかないのかな。でも、この時代の任侠映画って雰囲気あって、結局見てしまう。好きなんだよね、結局。
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