稲垣浩やはり凄い、超傑作。
染五郎×長門、これは宮本×小次郎バガボンド級のいや、ナルトvsサスケ並みの友情愛憎武士道劇。この映画おもしろいと思えない人は映画見るのを辞めた方が良いレベル…稲垣の「無法松の一生」で子役デビューを果たした長門だけあってラストの巌流島の決闘を思わせる岩だらけの山々で鼻が膨らんだ鬼気迫る長門裕之を観れただけでこの特集に足を運んだ価値があったもんだ。宮本武蔵（月形）でさえ漢2人の間には意味を成さない。秘太刀「吹雪」に込められた意味、ラストの立ち合いで繰り出された秘太刀に込められたメッセージは涙無くして観れない。田崎、藤田、三井をはじめとして東宝役者の土屋、児玉、天本なんかも脇役として素晴らしい立ち回り。

• #mingo2021

お、お、面白かったぁ、、！
なんでこんなに評価低いんですかこれ…
月形龍之介の武蔵はさすがの貫禄、めちゃめちゃ良かった。剣術を極めたものとしての説得力。でも憧れの人の言葉を聞いても男の生き様は変えられないんだなぁ…典膳さんよ。なにを以て邪剣なのか考えさせられた。

長門裕之大会＠ラピュタ。
松竹（歌舞伎座）の幸四郎、日活の長門、東映の月形を、東宝のおなじみ俳優たちが迎える、ちょっと不思議なヴィジュアルの映画だった。
だが、脚本のまとまりがよくなくて、しかも、幸四郎のキャラ設定が、わかるようなわからんような性格なので、特に後半の展開が、なぜ、ああいうことになるのか、すっきりと入ってこない。
いちばんおもしろかったのは、出奔した幸四郎を、藩全体が大騒ぎして探しながら恐れるシーンで、あの勢いでクライマックスになだれ込むかと思いきや、そうならないので、がっかりした。
いろんな意味で「珍品」映画だった。