コントラクト・キラーのShioriのレビュー・感想・評価

絶望してる状態というのは、こころに波風たたない寡黙な日常なんだな、とおもう冒頭。だけど、レオーを画面で見つめてると何処か愉快な期待が膨らんでしまいます

期待どおりの下手くそな自殺っぷりとか、落ち着きのない調子が最高で監督の愛とリスペクトに溢れていました ラブ

台詞や表情を飛び越えて伝わるもの
ピンクの花を好きなひとに贈るときの淡い心、煙草とお酒、刺激をくれる音楽 
とるにたらないものと予測できないリズムの転調が合わさると、きっと世界と自分を静かに治療してくれる 
素敵であり得る奇跡だとおもう