カウリスマキにしては珍しく英語だし、ロンドンだし、人も殺される。しかも主役はフランス人のジャン＝ピエール・レオと、いつもとはひと味違うけど、根底には外国人労働者や労働者階級の悲劇や怒りも織り交ぜながら、カウリスマキらしい心温まるコメディ作品。
会社を首になった男が自殺を図る。どうしても死ねないので、殺し屋に自分を殺す依頼をするが、薔薇売りの女性と出会ってから生きていたいと思い直す。
殺し屋に追われ、逃げ切れるのか⁈
殺し屋とのまぬけで緩いやりとりや、相変わらずの“間”の使い方がクスッと笑える。
いいよな〜この感じ。幸せな気持ちになる。出てくるオジサンたち、みんな渋くていい顔してます。
いきなりジョー・ストラマーが出てきて大興奮！しかもバーで歌うという粋な演出のご褒美シーン。エンディングの曲も♪
ジョー・ストラマーをカウリスマキに紹介したのはジム・ジャームッシュなのだそう。うれしくなる繋がり。
📌MEMO ジョー・ストラマーの使用曲
♪Burning Lights（映画の映像が出るので⚠️）
https://www.youtube.com/watch?v=m1543Y2Em_k
♪Afro-Cuban Be-Bop
https://www.youtube.com/watch?v=z-gJA928XlQ&t=2s
ジョー以外の曲もリトル・ウィリー・ジョンとかビリー・ホリディとかすべてよかった。
