このレビューはネタバレを含みます
フランス人俳優ジャン=ピエール・レオがアキ・カウリスマキの映画で見れるとは!しかも舞台はイギリス。
哀愁漂う無口で孤独な男アンリ。会社をクビになって自殺を試みるも薔薇売りの女性と恋に落ちる。
彼女の言葉で印象的だったのは
「男が無職ってことなんか女はそんなに気にしない。」
「労働者階級に祖国はない。」
ちょっと寂れたアパートの一室、かわいい色の壁、カラフルなお花。
途中で殺人容疑がかかるの面白い。新聞に載ったサングラス姿が滑稽だ。
殺し屋とその人を自ら雇った標的。なんと二人の生と死が正反対に。
「負け犬の人生だ。」
「でも今回は君が勝った。」
「それはどうかな。」
最後までドキッとさせてくれるのいいね。