このレビューはネタバレを含みます
原題(la piscine)のとおり、プールに始まりプールに終わる。ジェーンバーキン18歳は映画の中でも当たり前みたいにカゴバッグを持っている。セーターブックに出てきそうなドロンの白いニット。
一条ゆかりの漫画みたいな映画だった。
冒頭の美しい美しいドロンとロミー様、別れた元恋人とこういうキャッキャウフフを演じるのどういう気分なんだ、でも美しい…と眺めていると急にドロンがロミー様をプールに突き落とすんだけど、ラストでちゃんとそれを思い出すようにできている。
別れた元恋人と別れのいざこざを演じるのもどういう気分なんだと心配になってしまう。でも現実のドロンはロミー様の葬儀も手配するほどだったんだよな。
ところでジェーンバーキンの、顔の上半身と下半身(というか歯)で別人を組み合わせたみたいな感じがけっこう苦手なんであった。