阪本嘉一好子

ゴー!★ゴー!アメリカ/我ら放浪族の阪本嘉一好子のレビュー・感想・評価

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監督アルバート ブロックス
Lost in America
典型的なハリウッドのクラッシック映画。
米国のテレビ界映画界を背負った人々の歴史がわかり、これは米国映画芸術のアイコンとされていと読んだ。でも、あまり興味がない類の映画。
ラリーキング(Larry King ) ショーが映画の始まりであり、夫婦の会話がうるさく聞こえるので、すぐ嫌になってしまった。私感だが、こんなにハイパーで扱いにくい夫だったら気が狂ってしまうと思った。しかし、リンダ(モニカ ジョンソン)の声があまりにもゆっくりで低音で、心地よく癒されるので私の心を落ち着けた。この夫婦リンダとデビッドは息があっている。

コメディドラマだが現実にありそうな話で、1980年代のレーガン時代に年間1000万円も稼いでいるデビッド(Albert Brooks)の 人生再発見(持っているものの良さがわからず捨てる)の話で、ロサンジェルスからキャンピングピングカーで夢を求めて旅立つが、アリゾナ州のスタッフォード(Satford)で時給5ドルで学校の交通安全の旗振り係に。映画イージーラーダーに影響され、何かを求める旅だが、古巣に戻っていく。

好きだった場面は、ステッペンウルフのイージーライダー(1960年)のテーマ曲とフランクシナトラのニューヨークニューヨークの音楽(歌詞)の、音楽と情景とがマッチしているから私も一緒に旅に出ているような気がした。
https://www.youtube.com/watch?v=6VNQZcxdVIY イージライダー 

https://www.youtube.com/watch?v=r_Yf9FoITe8 ニューヨーク ニューヨーク

フランクシナトラは当時、自分の曲を映画などに使わせなかったら、ブロックスは彼に許可を取るのが大変だったらしい。でも、ブロックスの父親はシナトラを知っていたので父親のストリーを書いてシナトラに送ったら許可が出たらしい。イージーライダーとニューヨークニューヨークの音楽がなければ私はこの映画に飽きてしまったに違いない。



この鬼才アルバート ブロックス(Albert Brooks)
は米国のコメディアン、監督、俳優(チャップリンやウッディアレンのような主役を演じる俳優)。
映画監督プローサーは Herb Nanas 。ロッキーの監督でシルベースターローンやロザーンの才能を発見した人だと。