このレビューはネタバレを含みます
何というインパクトのあるタイトルだ、これは観ずにはいられない！『ゾンビ特急"地獄"行き』をレビュー。
考古学者が社内に化石(ミイラ)を持ち込むが、そのミイラが蘇って脱走するという摩訶不思議アドベンチャーだ。
ビジュアルはゴリラが腐ったようなやつで、『12モンキーズ』のジャケットみたいに目が赤く光っている。こいつと目を合わせたものは、白目を剥き死んでしまう。その死に様が一番怖い、いや、怖すぎる。しかも、解剖とかいってこの死体の頭をノコギリでギコギコするんだから、ああ恐ろしい。
さらに、このゴリラゾンビ。何と殺した人間の脳を吸い取り、その能力を得てしまうのだ。途中からは刑事に化けて人を襲うもんだから、もう止められない。
実はこいつ、大昔から住み着く異星人で、ただ1人置き去りにされてしまったのだ。最後の力を振り絞ったこいつはこれまで殺したやつらを動かしだし、晴れて『ゾンビ特急』が完成するのであった！
一応ネタバレつけたんで、オチもここに書いちゃうけど、列車ものではお馴染みの脱線処理で、やつらを突き落として焼き払う。そして最後は軽快なBGMとまんまるな地球が映し出されてFIN… はっきり言ってこの程度で奴らが死ぬとも思えないが…。
正直全然期待してなかったんだけど、思った以上に迫力があってスリリングであった。なんといっても白目ひん剥いてる姿は怖い！列車ムービーゆえに展開はこじんまりしているものの、ランタイムも短いので問題なし。思わぬ良作であった。以上！
