ピーター・カッシングが見たい!
と言う事で気になっていた本作。
なんとなんとprimeにあったのでガッツポーズしつつ鑑賞となりました。
乗り物パニック、ホラー、サスペンス、ミステリー、モンスター、SF、果ては宗教。
なんともレイヤーの多い、非常に興味深い映画でした。
「ゾンビ特急地獄行き」そのものなラストも最高!
とある列車で、考古学者の持ち込んだ化石が生き返り、化石の中にいる得体の知れない何かが、乗客の知識や記憶を奪い殺したり取り憑いたりしていく。
という、ちょっとなんだかよく分からない話です。
最後に取り憑いたのが神父という設定が非常に良かった。
神(得体の知れないもの)に信心深いということは、たとえそれが裏返したら悪魔だろうと、人知を超えた力を目にすると付き従う究極の権威主義になり得る。
物凄い宗教風刺だと思いましたし、何より学者や科学者が、それを打ち負かす結末が更にそこへのカウンターを強調しています。
いやーおもしろかった。