若い子にとって
トム・ハンクスは
「親が勧めてきた感動映画の主役」
ぐらいの認識が多そうですが。
実は昔コメディアンだったため
若い頃はコメディ調の映画が多いんですよね。
その中でも今作は
スタンドアップコメディで売れようとする
駆け出しのコメディアンの役なので
若き日のトムを感じるのに最適な一本っぽいです。
あれだけのジョークを
一気にまくしたてられるのは間違いなく才能。
しかも
ジョークの内容がわりとヒリヒリ系で
一瞬驚きつつも
そういえばいろんな映画の端々で
こういうヒリつく皮肉を飛ばしているなと
思い出して勝手に納得。
ただ
サリー・フィールドとのラブラインは…
二人ともコメディアンとして良かっただけに
そこは師匠と弟子というか
お互いに刺激しあう関係として描いたほうが
作中のヘンな気まずさを回避できたような(笑)