mh

英空軍のアメリカ人のmhのレビュー・感想・評価

英空軍のアメリカ人(1941年製作の映画)
-
軍隊周りの設定がリアルなラブコメ映画。
戦闘機をイギリスに輸出するため、いったん陸路でカナダを経由するという中立国だった頃のアメリカならではの武器輸出とか、基地でのブートキャンプ、ブリーフィング。ドイツ上空でビラまきとか、無事に戻ってきたあとの戦果報告とかやってくれる。
クライマックスは公開2年前のダンケルク。
そんな背景の手前でラブコメやってる。
お調子者の主人公は、手の込んだウソをついたり、約束ブッチしたり、無理矢理キスしたりとやりたい放題。
最後まで反省することなくお調子者のままでハッピーエンドというかなりクレイジーな展開だった。
いつの時代も当て馬はかわいそう。
公開日は1941年9月26日と真珠湾攻撃よりも前。
その半年後からイギリスに駐屯するようになるアメリカ陸軍第八航空軍を舞台にした数々の映画の序章として見ることもできるので、個人的にはとても良かった。

余談。
DVDが高田馬場TSUTAYAにしか置いてなくって、いつか行こうと思ってたら、そろそろ閉店するとのことで一念発起借りてきた。
新橋TSUTAYAに続いて都内大型店舗の相次ぐ閉店で、いよいよレンタルDVDのラストイヤーめいてきた。
なんとか戦争映画のジャンル潰しは間に合いそうでほっとしている。
mh

mh