スーパーボウルのスタジアム観客皆殺しのテロ予告に対する攻防を描いたパニック映画。日本では公開時の上映見送りになったとか。同じくらいの時期に同系統の映画『パニック・イン・スタジアム』は公開されたけどこちらは政治的な背景も色濃いから余計な政情不安や社会不安煽りたくない当局の気持ちもわからないではない。広告塔飛行船に22万発飛散する爆弾積んで上空から8万人収容のスタジアムに迫り来る近接映像の迫力はなかなかのモノ。警備と監視に大観衆スタジアム内を動き回るR.ショー（本物ロケ）は『ジャッカルの日』のルベル次長を思い出す。それにしてもいとも簡単なパイロット直前交替潜入と爆弾積み替えはお粗末過ぎる警備側の怠慢ぶり。しかしそれを忘れさせるヘリでの防戦アクションで帳消し、R.ショーは風貌からどうしても最後までヒーロー側主人公に見えませんでした。
