やま

愛は死より冷酷のやまのレビュー・感想・評価

愛は死より冷酷(1969年製作の映画)
3.8
面白いというか、もはや不思議。
男二人と女一人集まるとロクなことがない。もう多くの映画で分かりきってること。

微妙に斜めってる構図であったり(自分の姿勢が悪かったのか?)、まばたきせず目の前に立ちはだかる男と1分ぐらい僕は見つめあったりと、変わってる。同じ壁を何度彼らは往復してるごとだか。

ただ三人になってから面白い。サングラスを万引きするシーンなんかは楽しい。ああいうシーン作ってみたいとか思わされる。エスカレーターに身を任せながら撮ったと思われるシーンなんかも良い。
三人がダラダラと歩くシーンも良い。初期から長いワンカットを好んでいたのかなと思わされた。


個人的にこの映画の魅力は音楽。よくわからない音楽が心地いい。車窓?かなんだか忘れたが、そこに映し出される景色、そこにいる人がおかしくみえる。
スーパーマーケットも良かった。

若い男と若い女が一緒になって、裸で寝そべってたら、そりゃあ、ああなる。
見殺しにされ、淫売!なんて罵られてもそれは仕方ないんじゃね?とか勝手に思う。
やま

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