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十福星のXXXXXのレビュー・感想・評価

十福星(1986年製作の映画)
3.7
みんな大好き『五福星』シリーズの、日本においては最終作となった作品!😆
サモ・ハン、カール・マッカ主演。もちろんDVD所有。

サモ・ハン扮するデブチョイ。香港警察から日本赤軍壊滅の任務を要請された為、いつもの福星メンバーを集めようとするが、いつもの面々は銀行強盗で逮捕されてしまう。
デブチョイは、新たな五福星メンバーを集める...。

前作『七福星』とは代わって、サモ・ハンからエリック・ツァンに監督が交代しています。『サンダーアーム/龍兄虎弟』は、元々エリック・ツァンが監督していたんですが、ジャッキーが怪我から復帰後、ジャッキーに監督が交代した為、急遽今作の制作に専念しました。

ジャッキー・チェンとユン・ピョウが離脱したため、キャストの豪華さは若干落ちるものの、アラン・タムとアンディ・ラウが、新五福星メンバーに参戦!

アラン・タムは犬と話せる警官と言う謎設定で、アンディ・ラウはランボーと言うあだ名の超イケメンコップで、アクションバリバリで見せてくれます!😊
『イップ・マン』ケント・チャン、『霊幻道士』コンビのアンソニー・チェンや、ビリー・ローが出演!

本当に残念なのが、今までシリーズを引っ張ってくれた、いつもの五福星メンバーがチラッと出て来ただけで、その後出てこなくなるのは寂しかった😭

映画は『悪漢探偵』シリーズのコラボになっていて、カール・マッカとシルビア・チャンが出演!とは言え、サミュエル・ホイは何故か不参加だし、二人もあまり出番が無いので、コラボの必要性がない←

本来なら、ジャッキー・チェンもゲスト出演する予定だったみたいですが、『サンダーアーム 』での大怪我の為、劇中アラン・タムが、劇場鑑賞している『ファースト・ミッション』のスクリーン上で特別出演しています🤔

ただ、映画そのものは、あまりにも品のない下ネタのオンパレードで、相当なB級ノリになってしまいました。笑

肝心のサモ・ハンですら出番が少なく、全編アクション少なめで、ひたすら新五福星メンバーの悪ふざけと、女子への犯罪レベルのセクハラなので、見る人によっては地獄かも←
(おばあちゃんをレイ▲する下りはやり過ぎ...)😱😱😱

見せ場はラストの松井哲也とサモ・ハンとアンディ・ラウの一騎打ちくらいで、そこはワイヤー使ったアクションなど、なかなかハイレベルな戦いを見せてくれます。
確か、1-2週間くらいで撮ったせいか、物語もほぼ無く、とりあえず雑なB級香港映画って感じでした。

確か『七福星』のパンフレットに、公開決定!!と大きく宣伝があったのに、なぜか劇場未公開で、香港公開から3年後にビデオスルーになってしまい、なんでよ!😡と子供の頃怒っていたんですが、子供ながらにして、こりゃ公開できないわと悟りました!🤣

でも、B級にはB級の良さがあり、ポンコツ映画なんだけど、なぜか嫌いになれない作品。笑

その後、ジャッキーとユン・ピョウ抜きで、福星シリーズはガソリンが無くなるまで製作され、合計7作も作られましたが、観客の好みの変化の為か香港ですら悲惨な興行収入で、日本ではソフト化すらされませんでした。今だからこそ配信で見たい!!

なお、サモ・ハン監督主演による、『福星旅行團』なるシリーズ最新作が制作される予定だったけど、もしやオクラになったかな😭
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